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平成24年度介護保険制度改正に向けた提言

 

介護保険制度が開始されてから10年目を迎え、制度は都民の生活に不可欠なものとして定着したといえます。しかし、一方で介護の現場では、サービス種別によっては供給量が不足しており、また、サービスはあっても必要な時に必要なだけ使えないなど制度と介護ニーズとのミスマッチも顕著となっています。

要介護高齢者の8割以上を占める75歳以上高齢者数は2050年頃まで増加すると予測され、特に都市部での高齢化の進展が著しいといわれています。まさにこれから介護問題の正念場を迎えようとしています。

今こそ、今後の高齢化のピークを見据えて制度を現場の視点から見つめ直し、都民が安心して高齢期を迎えられるよう、要介護高齢者の尊厳を守り、介護する家族もその人らしい生活が送れるような制度に改善していく必要があると考えます。

我々介護支援専門員は、ケアマネジメントに基づき適切なサービス提供をすることにより介護を要する高齢者の自立を支援するという大切な役割を担っています。これからも自己研鑽に努め、ケアマネジメントの向上に貢献していきます。

このような認識のもと、平成24年度の制度改正に向けて、東京都の介護支援専門員の職能団体として、ケアマネジメントの向上と、都民が安心して利用できる制度への改善を目指して、添付のとおり提言します。

特定非営利活動法人 東京都介護支援専門員研究協議会

 

◆ 添付ファイルのダウンロード
Adobe PDF 提言書 (157 kB)